演技養成所で教わる基礎

演技養成所で教わる基礎

演技養成所では、演技に必要な基礎的な内容を徹底的に教えてもらえます。
体の動かし方もその一つであり、どのような動作が正しいのか観察する方法も重要項目の一つです。
講師や先輩の生徒の演技を参考にしつつ、自分の姿を鏡で見ながらトレーニングを積み重ねます。
また、複数の人が参加する練習では、相手との相乗効果を高める掛け合いも学びます。
発生方法も、演技養成所で教える基礎のなかで特に重要です。
単に発音するだけでなく、自分の心や考えを伝えられるようになる必要があります。
話しかける相手だけでなく、視聴者や観客にも理解しやすい言い方をしなければなりません。
このような動作と発生を軸として、他の内容も順次習っていくのが一般的な流れです。
それらを身につけたら、アレンジも基本の範囲内で行うようになります。
役になりきって、どうするのが自然か考えることがポイントです。
全体の調和を乱さないように、自分なりに役に魂を吹き込んでいきます。

演技養成所の研究生が受けているカリキュラム内容

演技養成所では、俳優として自由自在に身体と感情を表現できるようなな指導を研究生に実施しています。
そのカリキュラムとはエチュード・ダンス・発声練習で、どれも俳優にとって必要な才能といえます。
エチュードとは寸劇と呼ばれるもので、1人または複数人で即興の劇を演じる練習です。
講師が提示する場面背景・人物設定をもとに演技をするのですが、これが正解というものは存在しません。
表現力を培う訓練であり、役者に必要な大切な能力ともいえます。
ダンスは身体を自在に動かす訓練で、気持ちの表現とも呼ばれるものです。
機敏な動きを身に付けられるので、舞台や映画で激しい動きを必要する役柄を得た時に、柔軟に対応することもできます。
発声練習は研究生だけでなくベテラン俳優も常におこなっているもので、演技養成所では必ず講義が始める前に実施しています。
滑舌を良くしておかないと、セリフという言葉をきちんと発せられないので、常日頃から自己練習もしておきたいカリキュラムです。